Cinema 4Dを選ぶ理由

AEP Project (ae-users.com)に「Cinema 4DとAfter Effectsを連携させる | AEP Project」という記事を投稿しました。

Cinema 4Dというソフトは日本ではかなりマイナーでユーザーもあまり多くなく、情報もあまりないのですが海外では放送業界などを中心にそこそこの地位を確立している3Dソフトです。日本では建築関係のユーザーが多いようです。

ぼくがCinema 4Dを好きな理由として以下のことがあります。

  • ・分かりやすいインターフェイスで機能がまとまっている
  • ・快適な処理速度・安定性で、トライアンドエラーを気兼ねなくできる
  • ・強力なモーショングラフィックスツールのMoGraphが使える
  • ・After Effectsとの強力な連携

MayaやMaxなど他の3Dソフトウェアと比べて、やはり一部の拡張性に弱い(ただし、マクソンから出ている拡張モジュール自体は非常に強力)という部分があるようで本格的なフル3Dアニメーションの制作に関しては劣ってしまうのかもしれませんが、モーショングラフィックス制作においてはCinema 4Dは引けを取らないどころか、ダントツでお勧めだと感じます。
特にMoGraphによるスマートな大量のオブジェクト制御は他のソフトには類を見ないものでCinema 4Dには欠かせない存在となっています。
昨日公開されていたBonsajoの細金さん(twitter)による素敵なミュージックビデオ「Vanishing Point」でもMoGraphぽいものがとてもうまく使われていました。使用したソフトはAfter EffectsとCinema 4Dみたいです。

Vanishing Point from Bonsajo on Vimeo.

やはりユーザーが少ないことから情報も少なく、Cinema 4Dの特徴を知らない人も結構いるというのがちょっと残念なんですよね。なので、今回はCinema 4Dの魅力が出来るだけ伝えられるようにいろんな機能を使いながら、After Effectsとの連携も紹介するようなムービーにしてみました。
もし使ってみたいな、という気が起きましたらデモ版をさわってみてください。きっと好きになると思いますよ!

次は、これもまたCinema 4Dの大きな魅力である「MoGraph + XPresso + サウンドエフェクタ」によるビジュアライゼーションなんかを紹介してみようかなあと思ってます。

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関係ないんですが、サカナクションのアルクアラウンド、曲・映像ともに気に入りました。iTSで購入できます。監督は関和亮さん。